最近では、高齢者の都心回帰が顕著になっており、新たに建設されるマンションでは、バリアフリーを売りにしている所も少なくありません。
しかし小さくとも庭を設ける事も出来、自由設計でき、自由に改築できる事等から戸建注文住宅を選択する人も多いものです。
そんな戸建住宅を建てる年齢が40歳前後が多く、バリアフリーの必要性まで思いいたる事はありません。
私も戸建住宅を建てる際には、庭が欲しい事や間取りをどうするかの拘りはあっても、バリアフリー化については全く考えていませんでした。
しかし建築士さんがバリアフリー化に関してアドバイスをして下さいました。2階建てなので、足腰が弱ると1階だけで生活できる配慮をした間取りとする事と、可能な限り段差なくフラットにする事、そして車椅子でもトイレに行けるように、廊下の幅を広めにし、トイレのスペースを十分取り、ドアは引き戸とする事等の提案がありました。
そこまで考えれべきかとも思いましたが、経験豊富な建築士さんの意見を受け入れて設計してもらいました。
現在、自分達がバリアフリーの必要性を感じる年齢ではありませんが、古い日本家屋に一人暮らしをしている母親の足腰が弱り、バリアフリー化を真剣に考え、可能な改装をした時に、建築士さんのアドバイスがいかに大切なアドバイスであったのかを痛感しました。
家を建てる年齢だけでなく、老後も考え、可能なバリアフリー化は最大限取り入れるべきだと思います。