周囲の状況まで調べることが大事

どんな家を建てても必ず不満が出ます。そういうと夢も希望もないように感じますがこれは事実。たとえばクルマを購入するときも100%の満足はなくなにかに妥協しているでしょう。これが欲しいと思ったクルマがあっても、予算が足りないとか車庫のサイズに合わないとか妥協しなければならないことは必ずあるのです。家も同じように、もしかしたらクルマの購入よりも多くの妥協を必要とするのかもしれません。

我が家は注文して作った住宅です。雪が滅多に降らない地方なので三角屋根ではなく平らな屋根なんです。家の隣には大木があります。私たちがこの土地に住むずっとずっと前からあるとても立派な木。この木の枝が我が家の屋根の上まで伸びてきて秋になると屋根に落ち葉が積もります。風や雨でどこかへ運ばれていけば良いのですが、屋根に積もった落ち葉はなかなか移動せず雨が降れば少々の風ではびくともしない状態に。そしてこの落ち葉が雨樋を詰まらせ雨漏りの原因になっているのです。

注文住宅を建てるとき家のデザインばかり考えていて周りの環境について考えが及ばなかったんですね・・・。本当ならこんな大木があれば気にして当たり前だったのに、建物や庭のデザインばかりが気になって、少し気になったけどまさか落ち葉が雨漏りに繋がるなんて想像も出来ませんでした。

真っ平らな屋根なのでベランダにはしごをかけて屋根に登ってほうきで落ち葉を掃いています。葉が落ちきってしまうまではこの作業が日課のようになり、体力的にも精神的にも辛いです。しかし家の間取りに関しては文句のつけようがないので、まだまだこの先もこの家を守っていきたいと考えています。

大木がある土地の所有者が見つからないと役所に相談した際言われました。探してみますと言われてから数ヶ月経ちましたが返事はまだ来ません。家を建てるのも大変なことですが家を維持するのも大変ですね。周りの状況などよくよく調べてから建てると良いと思います。